Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

初心に返る、想い出す


今日、「りら」という女声合唱団のコンサートに行きました。
私が月イチで歌う「ころぼっくる」で教えてくださってるセンセが毎週やってる合唱団で、前身の「クライス」と合わせると10年以上も活動してます。
実は、ころぼっくるも同じ頃に発足してますし、私は何度かクライスやりらの練習にオジャマしたことがあるので、勝手に親近感を持ってます(笑)
ホントに初心者だった方が、少しずつ時間をかけて上手くなっている様子を見る度、私も身の引き締まる想いがしました。
確かに、お世辞にも「とても上手い」とは言えません。 ボロを挙げればいくらでもあります。 でも、歌はそれだけじゃないことを、りらの皆さんは教えてくださいます。
だからでしょうか、「ゴンドラの唄」の出だしが聴こえた途端、思わず涙がこぼれてしまいました。 命短し、恋せよ乙女…何故だか私への応援歌のように聴いてました。
クライス発足時からのメンバーだったご婦人が、今春に享年92歳で亡くなられていたことは、センセから聞いて知っていました。 とてもオシャレで、マジメにオチャメ(天然とも言う?)で、自分(の気持ち)に嘘をつかない方でした。
余り他人の想いを考慮されないこともあり、ご自身が気付かないうちにケンカを売ってることもありましたが、私は何となく祖母と同じ「大正生まれの女」の匂いを感じていました。 要するに「嫌いにはなれない」方だったんです。
注目されることがお好きだったから、多分今日のコンサートにいらしてる(出演してる)んじゃないかな〜と思ってました。 私には「見る」能力はありませんが、時折彼女の歌ってる姿がオーバーラップしたり、何か歌声が聞こえてきたりしました。
アンコールで、センセが「彼女の好きだった曲を一緒に歌いたいと思います」とおっしゃって、モーツァルトの「Ave verum corpus」を歌った時は、涙が止まりませんでした(汗)
最近、歌を聴くと泣けてしまうことが多いのですが、やっぱ歳のせいかしら(爆) それとも、感受性が豊かになったせいかしら(笑)
何にせよ、自分の気持ちや感情を素直に表現できるようになってきたのは、良い傾向だと思ってます♪
昔は、悔しくて哀しくて人知れず泣いてた気がするので、自分でもかなり変わったと思いますねぇ。 そして、いろんな人との出会いが、今の私を形成してるんですね〜♪
今までの出会いと、これからの出会いに感謝!