Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

安堵感

昨夜、お風呂から上がって髪をタオルで拭いていた時、不意に「そうか〜」と納得し、安堵して泣いておりました(笑) いえ、今も書きながら(仕事中に)泣きそうになっていて、先ほどトイレで鼻をかんでまいりました(爆)
先日からいろいろ考えることがあって、それについて日記に書きたいなぁと思いつつも、上手い言い回しができずに保留していたのですが、敢えて誤解を招くことを承知で、つらつら書いてみようかと♪ 自分の気持ちを整理する意味でも、とりあえず書いてみるというのは私の手法ですしね☆
んで。 世界は私を中心に回っている…なんて、本気で思っている訳じゃありませんが、私から見た世界しか分からない以上、そう考えてしまっても良いんじゃないかなぁと思えることが、ここ数年の私には起こっているような気がします。
よく「想像力の欠如」が問題になっていますが…私自身も、そのことに対して何度も怒りを爆発させた覚えがあるんですけど、昨夜ふと「相手は経験が足りない(もしくは私と同じ経験をしてない)んだから、想像できなくても仕方ないよな」と納得してしまいました☆ つまり、それだけの力量がない人に高いレベルのことを要求してもムダ…というか、ムリなんだから赦してやれよと思った訳ですな(笑) ま、それは自分自身にも当てはまることなので、自戒の意味を込めて「赦してやれよ」と思ったんです。
ただ、要求し続けることはムダじゃないと思うんです。 そこまで「相手のことを思いやって」言い続けられれば、の話ですが(汗) 自分の不満のはけ口としてやってしまえば、それは「イジメ」でしかなくなる。 だから、ある意味では己を知らないとできないのかもしれないし、己を知るために相手が存在しているのかもしれない…そんな気がしています。
何でそんなことを思ったかと言うと、テレビで勘三郎さんのスペシャルを観たから…なんですね。 あそこまで己の芸を高めている人が、先輩の役者さんからの指導を神妙な顔をして「ハイ、ハイ」と頷いている。 その息子たちも、師匠である父親からの指導を聞き漏らすまいと必死になっている。 「教えてくれる人」というのは、何て自分にとってありがたい存在なのだろうと、見知らぬ他人の様子を見てハタと気付きました。
私にも、そんな人がいるんじゃないの? それなのに、そんな相手を疎ましいとしか思ってないんじゃないの? 相手の「気持ち」をちゃんと受け取ってる? 相手に自分の「気持ち」をちゃんと届けてる?
いろいろ自問自答をしてみたところ、答えは「申し訳ございません…どうもありがとうございます」に尽きました(爆) 同じ論理でいけば、自分自身に感謝しても罰は当たんないよね♪
そう考えていくうちに、未だ鬱である父(病状が落ち着いてるだけで完治してません)のことを思い出し、最初に鬱の人間に接したのが父で良かった…とつくづく思いました。 その経験があったからこそ、私の周囲に鬱の方々が現れても、父に対して感じた怒りや偏見が余りなく接することができたのかな〜と。 少なくとも、特殊な事情でなる病気ではないんだ、という「心構え」はできましたしね☆
そして、そんな父に私はとてもよく似ていて、父が鬱になったから、少なくとも今の私は鬱にならずに済んでいるのかな…とも思います。 父の二の舞を踏まないためにはどうしたら良いか…その結論の1つが「正社員を辞めること」でした。 ヘタな正義感や責任感を背負わないためには、自分の置かれている環境を「物理的に」遠ざけるしかない!…あの時の私には、それが精一杯の防御策でした。 そして多分、これからも以前のような環境には戻らないと思います。
今の私の状態を、別の世界から見ている人たちは「早くマトモな仕事に就きなさい」と言ってくれます。 それはそれで、間違っていないと思います。 ただ、今の私には、その言葉を受け取ることができません。 私は今、その人たちとは同じ世界にいないから…同じ世界を見ていないから。
母も当初同じようなことを言ってましたが、私の「私はお父さんの娘だから」という一言で、何も言わなくなりました。 あの時は「してやったり!」な気分だったのですが、今はそれで理解してくれる存在なんだな〜と思えるようになりました。
そんなことを考えていたら、ふと「安堵感」というキーワードに出会いました。
反発しても何があっても、私はあの両親の娘であって、私はあの家々の血を引いているのであって、それが今の私を形成しているのであって…昔は「逃げる」ことしか考えてなかったけど(笑) ただ、そこをきちんと見据えていけば、逃げない方法もあるんじゃないかな…そんな風に思います。
そういう意味で、少し自分の居場所(今立っている場所)が理解できたかな〜と思って、何となく安心できました☆ やっぱり私、何か不安でたまらないみたいですね(汗)
まぁ、この安堵感で何か決心がついたか?と問われると、まだ「モラトリアム中です♪」と答えちゃいますが…来年に向けて、やりたいことというか「やらねばならないこと」みたいなのは思い浮かびましたので、おいおい考えていこうと思ってます。