Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

葵上 in English

昨日は、能楽師さんのお話を聞く機会がありました。

歌舞伎はそこそこ観るんですけど、お能って寝ちゃうのであんまり知らない私なのですが…^^;

 

派遣会社アデコのコミュニティの1つに参加してきたのですが、たまたま内容が急遽変更となり、能楽師の森澤勇司さんが講師としていらっしゃって、ご自身のことや能についての面白いお話を聞かせてくださいました。

nohgaku.com

お話の中で、夏目漱石が謡を習ったお師匠さん(宝生新さん)が映ってるDVDがあるというので、約30分くらい鑑賞会となりました。

ちなみに宝生新さんは、TRFのサムさんのひいおじいちゃん(だったかな?)にあたる人だそうです。

 

演目は「葵上(あおいのうえ)」といって、源氏物語が題材のお話です。

私も大まかにしか話は知りませんけど、ザックリ説明すると。

 

光源氏の年上の愛人である六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)が、正妻の葵上に嫉妬する余り生霊となり、呪い殺してしまう…という話です。

森澤さん曰く「葵上殺人事件」ですよ!ヽ(^。^;)ノ

 

んで。

このDVDは外国人向けに作られたらしく、ナレーションも字幕も全て英語という代物でした^^;

ナレーションは余り聞き取れなかったけど、英語の字幕はやはりザックリとなら分かりました(笑)

むしろ、きちんと場面を説明してくれてる分、字幕があって助かりましたwww

 

能は武士の教養として必須であったこと、そのために省略できること(もの)は人であれ時間であれ省略すること、、、などなど。

本なんかでザックリ知っていたとは言え、やっぱり「ことば」で語られると記憶に残りやすいのかなぁと思いました。

まぁ話す順番とかエピソードの織り交ぜ方とか、いろいろテクニックはあるんだろうけどね。

 

プロフィールを見ていただければ分かりますが、森澤さんは舞手ではなく小鼓の演者でいらっしゃいます。

どういう構えで打つのか、他の演者との兼ね合いはどうするのかといった話や、稽古はするけど本番前に練習はなくいつも一発勝負だとか、実は究極の派遣業だったということとか、ホントに「知らなかった~っ!(*o*)」って感じでした(笑)

 

余り馴染みのないお能だったけど、今回こうして少し身近になったことで、また新しい興味がわいてきましたよ♪(*^。^*)