訃報 その1
2015年の夏。
実家で飼っていたネコのチビお嬢様が他界しました。
享年(ってネコでも使えるの?^^;)22~3歳くらいだったと聞いてますが、地元で最長寿だったらしく、動物病院の先生が「表彰して良いか?」とか言ってきたらしい。
飼い主たちは何の功績もないのに、チビお嬢様は存在するだけでお褒めに与った(笑)
でも実際、チビは父を守っていてくれたと、私は思っています。
若い頃に患っていたうつ病が、50歳を過ぎて再発(というより完全復活)した父は、チビに1番懐かれていました。
もともと動物好きだったこともあり、チビの世話をすることで癒されることも多かったんじゃないでしょうか。
滅多に帰省しない娘からしてみれば、チビに足蹴にされようが、冬毛が舞って咳がひどくて死にそうになろうが、頭が上がらない存在だったのは事実です。
そんなチビが亡くなったと母から連絡を受けた時、電話で母と「父もヤバいんじゃないか」と話したことを覚えています。
不謹慎でも何でもなくて、見る度に痩せていく父の姿は、命の灯がわずかであるように見えました。