Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

コクリコ坂から

木曜日、図書館勤務帰りに観て来ました。
事前にNHKや日テレの特番を観ていたお陰なのか、それほど失望することなく、かと言って過大に期待することなく観ることができました(笑)
でも、これはなかなかの良作だと思います。
ジブリなのにファンタジーじゃない…これって、かなりの冒険なんじゃ???
高畑勲さんが監督した作品は、割と現実路線というかテーマが重かったりするんだけど、やっぱり「ジブリと言えば…」って期待が最初からある中、悟郎さんはよく頑張ったと思います。
まぁ、そういう褒められ方、ご本人は喜ばれないと思いますけどね(^^;
だけど、映画の前半で海ちゃんの日常をしっかり淡々と描いていたからこそ、後半からのエピソードがドラマチックに感じられるのは事実。 じゃなきゃ、何の盛り上がりもない作品になっちゃうw
脚本を書かれたのは駿さんだそうですが、確かに彼らしい舞台設定は見かけられましたね。 時折、モブの中に彼の姿もあったような?(^^;
声フェチの私ですが、今回のキャスティングは意外と良かったように思います。 批判の声が多いのは承知で、あえて「良かった」と言い切ります。
あのストーリーには、いわゆるアニメ声の声優さんは似合いません。 声を張り上げるような上手い声優さんも必要ないです。 自然な、抑えたトーンの「しゃべり」が大事なんだと思います。
高橋千鶴さんの原作とは少し違う、ジブリ色の「少女マンガ」ではありますが、私はこの作品を高く評価します。
前回のアリエッティといい、少しずつジブリも変わってきている…良いと思いますね♪