Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

本当のこと

絶対に嘘はつかない!と断言できるほど清廉潔白な人間じゃありませんけど、やっぱり嘘をつくとイヤな気持ちにはなります☆
最近、自分で気付いて愕然としたんですが、「嘘をつきたくない相手」と「どうでも良い相手」がいるんですねぇ(汗) 認めたくなかったけど、気付いちゃったから潔く認めようと思います。
んで、何故「嘘をつきたくない相手」なのかを考えてたら、更に自己チュー的な自分に気付いてガッカリしたんですけど(爆)
要するに、嘘をつくと最後まで嘘を取り繕わなきゃならなくなって、それが非常に面倒くさいから…って感じなんですよね(汗)
罪悪感の前に、「面倒くさい」が先に来るのか〜と気付いた時、まだまだ本当の思いやりや優しさが分かってないんだなぁと思い知らされました☆
ただ、昨日「嘘をつきたくない」と思った瞬間は、歌に関することでした。
コンサートの後のサイン会に並んだのですが、メンバー1人1人と話をする際に、どうしても心にもない感想を言えなかったんです。 他愛なく「良かったです〜♪」と言って通り過ぎれば良いのに、それができなかった。
でも、決して良くなかった訳じゃなく、細かいところが少し気になっただけで、全体的には温かいコンサートでした。 そのことは伝えられたけど、言いたいことの半分だけ。
確かに、言いたいことの全てを言う必要はないし、全てを言い尽くせるハズもない。 それは分かってる、分かってるのに…何か哀しい。
趣味程度で歌を習ってるけど、私にも譲れないモノがあるのかな〜と思いつつ、彼女たちのアルバムを聴いてます。
昨日気になった曲を繰り返してるけど、やっぱりCDじゃ気にならない☆ リアルだから感じることってあるんだな〜と、自分の感覚に少し感動してみたり(笑)
単なる気のせいじゃないのは、2回のコンサートで同じ曲が気になったからで、彼女たちの体調のせいでもないと思います。
ほんの些細なズレだけど、聴いてて「少し気持ち悪い」と感じてしまう不協和音…多分、歌ってる本人たちには分からない、ビミョーな高低。 もしかしたら、CDでは音が加工されているのかもしれません。
私も歌ってるので分かるのですが、自分の感覚って本当にアテにならないんですよね。 自分から音を離したところで音を操らないと、響きが失速して死んでしまう☆ 音程を間違えないようにと気にすればするほど、美しい音色が失われていくんです(泣)
自分の感情に溺れて歌うのではなく、感情からも少し離れたところで歌う…そうでなければ、歌は空を舞うことができません。 本当に人の心を打つことができません。
彼女たちがそうだったとは言いません。 ただ、私の求める歌の響きや美しさではなかっただけ☆ たった1曲…「G線上のアリア」だけが、私の好みではなかっただけ。
でも、彼女たちの歌はとても好きです! クラシックアカペラの新しい可能性を切り開いていく、彼女たちを心から応援しています。
だからこそ。
心にもないことを言いたくなかったのかもしれません。