Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

何事にも時機はあるんだなぁ

最近、それなりに書くネタはあるものの、なかなか文章にする意欲や時間がなくて、はてなブログの方はちょと放置状態になっておりました。
ま、基本的に「好き勝手やる」つもりだし、その代わり「披露できる限りの本音を書く」つもりでいるので、やはり書くのに気合はいるのです(笑)
ここ1ヵ月ばかり、久々に「読書意欲満々週間」が私に到来したので、今まで積読してた文庫本や、気になってた本を購入して読み続けております。
私の場合、ベストセラーや恋愛小説の類はほとんど読まず、もっぱらファンタジーやSF、歴史小説(かなりファンタジー寄り)を読み漁っているのですが、何か最近のファンタジーは似たような設定&ストーリーが多くて、どうも読む気がしません☆
その中で、随分前から気になっていたのが「精霊の守り人」をはじめとする、上橋菜穂子さんの作品。 アニメ化されたので、それを最後まで見届けてから、ようやく読む気になったのですが…これがまた、読みやすくて面白い! 文庫化された「守り人」シリーズ3作品は、それぞれ一気に読んでしまったほどです。 早く、続きが読みたい(泣)
んで今は、上橋菜穂子さんの別の作品を読もうと思っているところです。
先週は、北村薫さんの「ターン」を読んでいました。 この作品は発売当初に購入し、すぐに読み始めたものの、何故だか途中で放棄していました。 これまた何故だか「ちょうど良い機会」だと思ったので、引っ張り出して来た訳です(笑)
北村さんの作品は大好きで、デビュー作からのお付き合いです。 文章がとても美しくて、女性の心の機微を描くのが上手い…と言ったら偉そうですが、北村さんは男性なので…のです。
そういう意味では、余りにも自分に近いリアルな女性が描かれていたりすると、読み終わってショックを受けていることがあります。 主に推理小説を書かれている方なのに、そういうジャンルを読んだという印象を持つことは、そんなに多くありません☆
恐らく同じ理由で、「ターン」も読むのを放棄していたのでしょう。 あれから8年近く経ち、私にも読む「心の準備」というか「受け入れ態勢」が整ったのかもしれません(笑) 何にせよ、読了できたということが、その証のような気がしています。
と同時に、何故「読み進めることができなかったのか」が、今なら何となく分かるような気がします。
ショックだったんだねぇ…というか、自分を直視したくなかったんだねぇ(笑) いや、今の私だって、あの作品を読んでてツラいことはいっぱいあったから、決して変わった訳じゃないと思うのですが☆ ただ、そんな自分を認め、ある程度「受け入れる」ことができるようになってきたのかな?とは、思っています。
「ターン」の主人公も、ある部分では私とよく似ています。 だから、その一歩を彼女が踏み出せて嬉しいし、と同時にものすごく嫉妬もしました(笑)
うん、だから、そういう自分がいるんだって分かるようになれた分だけ、この作品を読み進めることができたんでしょうね。
よしよし、いい感じだぞ♪>私