Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

神の山

先日行った「金刀比羅宮 書院の美」展ですが、思わず鳥肌が立った作品に出会いました。
床の間に雪の富士山が大きく描かれ、三方の襖絵は富士の裾野を表現しており、部屋全体が1つの作品になっていました。 余白を大胆に使い、何も描かないことで雄大さが際立っていました。
私は部屋の真ん中に立ち、しばらく富士山と向き合っていました。 絵はただ無言で、その厳しさや寒さ、気高さを語ってくれました。
私は今まで、そんなに富士山が好きだと思ったことはありませんでした。 確かに、新幹線や飛行機で富士山が見えると聞くと、食い入るようにその姿を探しますけど、それは「縁起物」だから見たいのだと思ってました(笑) しかも、拝んだことはありません☆
でも、飛行機で上空を飛んだ時に、何故だか「跨いでスミマセン(汗)」と謝ってました。 別に、擬人化してるつもりはないんだけど☆
全ての富士山の絵が好きな訳じゃありませんが、やっぱり他のモチーフよりも凝視してしまうような気がします。 何が特別なのか、自分では全く分からないけど、何か惹かれるモノがあるのでしょう。
う〜ん…雪山が好きなのかなぁ? アルプスとかエベレストとか、登山が嫌いなクセに山の写真は好きだからな〜(笑)