Songs and Colors

歌うように軽やかに、様々な色を身にまとって。

おめでとう

本日、歌の練習から帰宅した際、玄関先に座り込んでしまい、ホトホトと涙をこぼしておりました。
道すがら、いろんな想いが去来していたのですが、道端の猫の姿を見た時、自分の中から湧いて出る「強烈なサドっ気」みたいなモノに気付き、愕然としてしまったんですね☆
猫はイジメたいと思わないけど、犬は異常にイジメたいんだ〜私…ふと、そう思いました。
嫌いだから、怖いから、私にそういう想いをさせる存在を「排除」したくてたまらないのだ、と。 そう…私の気持ちを知ってか知らずか、無防備に私に近付いてくる彼らが、心底怖いのです。 そして、彼らに何かしてしまいそうな(間違いなくするであろう)自分自身が、この世で1番怖い。
その時、自分自身が非常に病んでいることを、ハッキリ自覚しました。 自覚したと同時に、1つ何かが解放された気持ちになりました☆
私は「二十歳になったら狂うかもしれない」と言われて育ちました。 詳細は述べませんが、そういう可能性がある環境の中で育ちました。 そしてその言葉は、私の中で呪いのように、ずっとこびり付いていました。
言った相手は、私に二の舞を演じて欲しくないから…そういう想いだったのは承知していました。 だから、何事もなく20歳を迎えた時、本当に安堵した記憶があります。
でも、私の心は19歳で止まっていたんじゃないでしょうか? 成長することを、壊れることを恐れ、固まってしまった。
今日、些細なキッカケで、自分の心が既に壊れているのを自覚し、そのことでこれ以上怖がる必要がないことを知りました。
本当に、嬉しかった。
おめでとう…心からそう思い、心から涙を流しました。
これから先、私はいくつもの「壊れた私」を見つけるでしょう。 でも、その度に「おめでとう」と言い、自分自身に「ありがとう」と言うでしょう。
私は今日、やっと成人式を迎えられたのかもしれません。