カスパール・ハウザー雑感

昨夜、池田ふみちゃんが出演した舞台「カスパール・ハウザー」を見に行きました。
芝居が始まるまで会場に流れていた曲を聴きながら、こりゃ絶対私と同年代の人がスタッフか誰かにいるわ〜♪と思いながら、既にノリノリな気分でセットを見ておりました。
幕とかないので、舞台に最初から置いてある小道具やセットの類が見えるんですけど、これが「手作り感」に溢れていて楽しい♪　基本コンセプトが「おもちゃ箱」ってイメージに思えたので、わざとこういう造りにしてあるのかなぁと思って見てました。
最近は１階席に座ることが少ないのでやらないんだけど、芝居の始まる前とか終わった後とか、ステージ近くまで寄って行って舞台装置をギラギラ見ちゃったりするんですよね(汗)　何せ、幕が閉まらない芝居を見ることが多いもので(笑)
そうそう！　今回は自由席だったので、嫌がらせのように１番前のど真ん中に座ってみました(爆)　いや、礼ちゃんの娘さんに「座る？」って聞いたら遠慮されたので、遠慮なく座らせていただきました(笑)
多分、芝居全体を冷静に見つめたいのであれば、もう少し後ろの席の方が良かったんだろうけど☆　今回は「基本的にふみちゃんしか見ない」ってことに決めてたから、やっぱ顔が見える距離の方が良いでしょ？
ふみちゃんから「訳が分かんないかもしれないけど…」と言われてたので、ある程度の覚悟はあったんだけど、序盤の１人早口モノローグは慣れるまでに少し時間がかかってしまった(笑)　でも、時折聞き取れる単語を、自分なりに妄想してモノローグと連携させて見ていくうちに、何か分かんないけど笑えてきて、笑えるってことは楽しくなってきて、しかもビミョ〜にビックリしてる会場の空気感とかもおかしくなってきて、結構私はウケてしまいましたよ〜♪
たまにシリアスというか、マトモな会話を芝居の中で成立させつつも、ハチャメチャな世界がずっと繰り広げられているステージを見ているうちに、カスパール・ハウザーという人間の精神ってこうだったんだろうかとか、ああゆう環境で生きざるを得ない人間というのは既に人間と言えるんだろうかとか、いろいろ考えてしまいました。
そんなこと考えつつも、笑うトコは笑ってましたけど(笑)
セリフに「40歳過ぎて無職」とか「ニート！」というのがあって、40歳はまだ過ぎてないけど私のことじゃん！と叫びそうになってしまいましたよ(汗)　更に、思わず「ハ〜イ！」と手を挙げて、壇上の１番高いところに登って、一緒に踊りたい衝動に駆られてしまった(爆)
何でもアリの舞台だから、見てるこっちも何でもやりたくなっちゃいますね♪
ふみちゃんは、今回ダンサーで登場してたので、ほとんどセリフらしいセリフもなく、ひたすら踊りまくっておりました…匍匐前進とか(爆)
いや、場面ごとに振り付けが全部違うから覚えるの大変だよ〜と思いつつ見てたんだけど、それでも踊りやすい曲とか踊りにくそうな曲とか分かって、自然とニヤニヤしてました(笑)
何かね、スルメみたいな芝居だな〜と思って☆　後からジワジワ何か来るんだよねぇ(笑)　今後も注目したいと思いま〜す♪
☆★☆本日のBGM：イナヅマ(Salyu)☆★☆